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大串議員のご質問にお答えします。
まず、地域コミュニティの現状と課題についてお答えします。
町会や商店街におけるコミュニティの現状と課題につきましては、区において、これまでにもたびたび、さまざまな団体と意見交換を行ってまいりました。その中では、地域団体の役員の高齢化や、また会員の減少などで十分な活動ができない、また、新しい方たちも転入されたりなんかして、人々の価値観が多様化する中で、地域の連帯のきずなが希薄になっているというふうなことなどをたびたび、数多く聞いてまいりました。特に、これまでの地域運営の中で、ごみの集積所の管理状況、子供の安全安心、高齢者への見守りや地域防災などに対する認識の低下など、地域の共通認識が従前とは異なっていることもまた確かでございます。現在、8割を超える区民がマンションに居住されていられますけども、今後、さらに居住する方の割合は増加すると思われます。また近年、飲食店等のチェーン店化が進行しておりまして、こうした方々の中には、地域参加に対して必要性を余り感じない、そういう方も見受けられるようになっております。
このため区は、こうした方々の地域参加を促すため、地域コミュニティ活性化事業や商店街振興事業などを行うとともに、マンション新築時における開発事業者への指導、また地域参加促進に向けたパンフレットの配布など、町会や商店街を支援する事業を行ってまいりました。また、連合町会におきましても、マンション住民との話し合いを進めるなど、地域の融和に向けた取り組みを行っております。一方、区内11大学における千代田学や、NPO・ボランティア団体などからの政策提案制度を創設し、昼間区民の地域参加を促進してまいりました。しかしながら、近年、地域においては、大規模マンションの建設による急激な人口の増加や事業所の短期間での転入・転出など、地域のコミュニティを不安定にする新たな要因も発生しております。今後は、町会や商店街等にとって何が真の支援策となり得るのか、その対策について、さまざまな行政指導も含めて見直していく必要があるのではないかと認識しております。
次に、コミュニティ振興指針の策定についてお答えいたします。
議員ご提案のコミュニティ振興指針は、多くのNPOやボランティア団体等の活動の活性化を促すことには大いに役立つものと考えます。区として自主的団体のありようを提示することについては、各団体にはそれぞれの目的、また特性がございます。そのような中で、さまざまな意見が考えられることから、議論を重ねていく必要があると認識しております。
次に、地域協議会の開催につきましてお答えします。
町会やNPO・ボランティア団体など、さまざまな団体が情報を共有し、意見交換をすることは大切なことと考えております。本区におきましても、子供、次世代育成、防災、環境など、目的に応じて、町会などを中心として関連団体にお集まりいただきまして、課題解決に向けた話し合いの場を、これまでも何度も行ってまいりました。また、区民各層による政策会議やまちかど懇談会などを出張時単位で行うほか、各種団体との協議、提案制度など、さまざまな方法を通じて広く区民・事業者等のご意見をお聞きしているところでございます。 議員ご提案のご趣旨を踏まえ、今後もより多くの方と情報提供や意見交換が行えるよう工夫を凝らしてまいりたいと思っております。
次に、文化芸術政策についてお答えします。
1点目の文化芸術基本条例にうたわれた理念の実現ですが、文化芸術基本条例においては、第一にすべての人々の文化芸術を創造し享受する権利を尊重する、第二に自立、自己責任、他者への気遣いやマナーを大切する、第三に品格ある質の高い文化的・芸術的生活を日常的に送るまちの実現をすること、第四に区民と一人一人の自主的かつ創造的な輪がつながり、文化芸術のエネルギーを生み出す、文化的・芸術的な香り溢れるまちの実現を図ることを基本理念としてとらえ、保存し伝える、創る、育てるの3つの重点目標を策定したところでございます。具体的には、@区民の未来の文化芸術の担い手である子供たちに上質な芸術に触れる機会を設けること、Aに、区民に江戸しぐさの行動哲学を広めること、B(仮称)アートスクエアの設置に向けた取り組みを行うなどとしたものでございます。さらには、区民の発意による区民主体の文化芸術活動を支援することとし、文化芸術協会へ「ちよだ文化芸術秋のフェスティバル」を中心とした大幅な事業を移管し、その具現化に努めてきたところでございます。
今後も、条例の趣旨に基づき、区民、企業、学校、NPO等と連携・協力しながら、区の文化芸術振興に向け、努力をしてまいります。
次に、文化芸術プランについてでございます。
文化芸術は、区民が主役となって推進されるものであることから、区民の視点で目指すべき方向性を位置づけるとともに、広く区民に呼びかけて、区民とともに取り組む行政計画として文化芸術プランを策定したところでございます。また、今日までの評価とプラン改定の方法についてでございますが、文化芸術プラン全49主要事業の進捗状況調査を平成19年10月に行った結果、46事業につきまして計画どおり実施されております。特に成果があった事業につきましては、江戸しぐさやさくらプロジェクトなどがございます。これらの結果から、文化芸術プランは目標を達成していると考えております。
プラン改定の方法につきましては、現在の計画の枠組みを基本とし、計画達成するための個々の事業を庁内検討組織において具体的に行うと同時に、パブリックコメント等を通して区民の皆様からの意見を反映させながら、区民主体の計画として、区民参加のもと、21年度中に改定する予定でございます。
次に、区長部局に文化スポーツ課が移って、改めて文化担当課の役割について確認というふうなことでございますが、ご案内のとおり、平成14年4月の組織改正により、文化芸術・スポーツの生涯学習については、健康・福祉・次世代育成などの施策は区長部局で総合的かつ一体的に進める必要があること、そのために教育委員会から区長部局に移管したものでございます。ご質問の文化スポーツ課の役割についてですが、文化とは、区民の皆様がつくるまちそのものであり、生活そのものであると考えます。また、千代田区民が誇り得る文化をはぐくみ発展させていくためには、生涯にわたって学び続けられる機会と場の提供が必要となります。その中で、区における文化行政の総合窓口として、文化スポーツ課はその役割を果たし、担っていくものと考えております。 |